2008/06/09
続・きのうの花はけさの露
▲5/8 16:42
すこし右へ移動して ▼5/9 11:07草刈機が通ったあと…
すこし右へ移動して ▼5/9 11:07草刈機が通ったあと…
草刈機を抱えたそのひとは、おりしもエンジン切ったところだった。
「きのう、花を見て、写真を撮りにきたんですが、花をもらっていっていいですか」
「ああ、いいよ」
農作業に必要な草刈だ。花が咲いているからといって、特別扱いはかなわない…
とおもったら、そうでもない。
「いってくれりゃアとっといたんだ」草刈のひとはさも残念そうにいった。
つまり、めぐりあわせがよかったら刈らずにそのままおいといてくれたらしいのだ。
「いや、いいですよ」
「すまんなあ」
まさか謝罪のことばを聞くとはおもわないから、こちらは恐縮するばかりだ。
「あと一時間早くこば、まにあった」
まるで写真を撮ってらいたかったとでもいうように茨城弁でつづけた。
私は、刈られた草ぐさのなかから、めあての二種の花をひろった。
刈られてしまったのは惜しいが、アップで撮るのがけさの目的だったから花をもらえるのはありがたい。
そして、なににもまして、花を刈ってしまったことを惜しんいる田んぼの持主のきもちががうれしい。
▼バーベナ・ボナリエンシスの茎=断面図
草花の茎といえば周囲が丸まった、いわば円筒形をイメージするが、これは枡形ますがた。
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コメント
●katoさん ●マツタケ名人さん
●マツタケ名人さん、無残、という気持から掬いあげられたのはやはり、草を刈る人のことばのおかげです。さいきん特に心に残る人たちによく出会います。おおむね<山里の人>です。
2008/06/09 23:00 by 七里 URL 編集
ワタシはいまヘンなものばかり撮ってますよ。
フォト歴3か月目に入りまして・・。
笑えるとは思いますが、感動モノではないですよ。念のため・・(^.^)
2008/06/09 22:22 by kato URL 編集
●蝦夷之輔さん
<紅いアヤメ>のときも、邪魔なもの(草など)は引き抜いていいから、と持主にすすめられました。さすがに遠慮しましたけど、親切が身にしみました。
昔、カメラを持ったヤツが自分が撮りたいために他人に横柄なのを見て、このばかやろうとおもいました。私はいま、そんなばかやろうではないつもりです。
2008/06/09 20:47 by 七里 URL 編集
農家の方達も大変ですね。
でも花を大事に思う気持ちが分かって良かったですよ。
愛車は置き去りですか?
2008/06/09 20:20 by 蝦夷之輔 URL 編集
本当に刈り取られた後の様子というのは無残なものですね……。
もう少し早く行けば、という気持ちになるのも無理はありませんね。
2008/06/09 19:31 by マツタケ名人 URL 編集
いつもご返信ありがとうございます。
楽しみにしております。
どちらの花もこちらでも咲いていますよ。
私、涙が滲みました・・。
2008/06/09 18:43 by kato URL 編集