とんぼや

オリジナル楽曲紹介、楽曲ジャケット、写真、そのほか

1212

やまぶどう  

山葡萄にからまれて
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やまぶどうのつるがからまって
身うごきならない
つめを立てたり
ツノを出したりするが
らちがあかない
すっかりみくびられて
黒いのや白いのが
またぐらを
平気な顔してくぐっていく
ときには魚くさいのや
冷たいものをかついだやつが
とおりすぎる
きもちわるくてしかたがない
じっさい へどが出そうで
目もかすむ

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ろくに実もつけぬくせに
腕っぷしは並はずれ
ぐいぐいしめつけてくる
うらみを買うはずもなし
むらさきにむくんで
死にたかない
むらさきずんどうのあけびじゃなおさら
まっぴらだ
いのち永らえてナツアカネの
からだはいよいよ赤く
ひたいにとまって尻尾を立てる
そんなところで祈るのはやめてくれ
かまわずのんきに猟銃をぶっ放すやつもいる
むこうの葦原から
きじがばたばた飛び立つ
ギェッ、とぶきみな声をのこして
いや はなしがちがう
いまふるえたのはおれの のど
冷たいものが
こめかみをつらぬいて
あたまは一気に
夏のさかりへ逆もどり
なにがどうした
やまぶどうのつるも
ちからがぬけて
はなしがちがう
森へどさりとおちてきた
まっかな夕焼け
のようなもの

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Posted on 2007/12/12 Wed. 17:51 [edit]

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